
IO-Link Encoders
IO-Link の特性
IO-Link は、大規模なフィールドバスまたは産業用イーサネット ネットワークと工場のフロアにあるセンサーまたはアクチュエータ デバイス間の接続を簡素化するために設計された通信システムです。IO-Link マスター ゲートウェイ デバイスの片側には工場全体のネットワークへのインターフェイスがあり、もう片側には個々のセンサー デバイスへの複数のポイントツーポイント接続があります。エンド デバイスの IO-Link インターフェイスは比較的単純なので、センサー/アクチュエータ レベルで複雑な通信プロトコルをサポートする必要がありません。IO-Link は、測定データ、デバイス構成指示、温度などの動作条件パラメータに関する情報など、さまざまなデータ タイプをサポートします。
アプリケーション
ファクトリーオートメーション
マテリアルハンドリング
製造エンジニアリング
アクセス制御
移動式油圧機械
IO-Link 接続エンコーダの 2 つのバージョン
POSITAL の高精度磁気測定技術に基づく IXARC エンコーダは、IO-Link 実装に非常に適しています。コンパクトで設置が簡単で、過酷な産業環境でも信頼性の高いパフォーマンスを提供します。IO-Link 接続エンコーダには、シングルターン (360 ° 範囲、14 ビット解像度) とマルチターン (最大 10 億回転) の 2 つのバージョンがあります。シングルターン バリアントは、インクリメンタル モードで動作するように簡単に変換できます。インクリメンタル モード設定は、エンコーダを IO-Link マスターに接続するだけで、IO-Link エンジニアリング ツールを使用して構成できます。
マルチターン エンコーダー用 IO-Link
マルチターン モデルには、16 ビットの解像度、回転速度をコントローラーに直接出力する機能、コネクタのピン 2 を介して送信されるバイナリ デジタル信号を使用する電子カム/プリセット/リセット機能の追加など、いくつかの魅力的な新機能があります。また、拡張されたデバイス診断もあります。マルチターン エンコーダーに組み込まれた温度および振動センサー (近日公開) により、この状態パラメーターを監視できます。マルチターン モデルの回転カウンターは、デバイスのシャフトの回転から得られるエネルギーで駆動されるため、デバイスへの電源が利用できないときに動きが発生した場合でも、回転カウントが常に最新の状態になります。これにより、バックアップ バッテリーが不要になり、メンテナンス コストを削減できます。