POSITALは、TILTIX傾斜センサシリーズに新たなインターフェースオプションとしてDeutsch DTMコネクタを追加しました。「TILTIX傾斜センサは、過酷な動作環境下でも高い信頼性を発揮します」とPOSITALアメリカ事業統括責任者のChristian Fell氏のコメントです。「Deutschコネクタも、車両や移動型機械などの過酷な環境向けに設計されており、この選択肢をお客様に提供するのは自然な流れでした。」
POSITALのTILTIX傾斜センサは、クレーンのブーム、油圧ショベルのアーム、コンクリートポンプ車のブーム、移動型ロボットシステムなど、機械の空間姿勢（傾斜）情報を制御システムに提供する用途で幅広く使用されています。また、リフトやオフロード車両の転倒警報用途としても活躍しています。
TILTIX傾斜センサは、高耐久MEMS加速度センサおよびジャイロセンサを搭載し、最大100gの衝撃に耐える設計です。用途に応じて、繊維強化ポリウレタン、ダイカスト亜鉛、機械加工ステンレススチール（316L）など4種類の筐体から選択可能。特に316Lステンレス筐体は耐腐食性に優れ、洋上施設、船舶、鉱山などの厳しい環境にも適しています。保護等級もIP67からIP69Kまで幅広く対応。
POSITALの業界トップクラスのダイナミックTILTIX傾斜センサは、複雑なマルチ軸回転や並進運動に対応するため、さらに機能が向上しました。POSITALのエンジニアはお客様と共同で実機で発生する多様な動作パターンを特定し、信号処理アルゴリズムを最適化。移動時の加速度成分と、姿勢判定に必要な重力成分をより高精度に分離できるようになりました。これにより、自動運転車両、建設機械、物流クレーンなどの用途で、さらなる信頼性と安全性を実現します。
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